光が失われたこと(前編)
310001 the contrails という写真サイトを作りました。
20代の頃、310000 トウキョウソラ区 という写真サイトをやっていました。知っている人はおそらくいないでしょう。
20年後、40代も半ばになった今、なぜ番号が1つ進んだサイト名で始めるかという理由は、自分にも分かりません。
これから写真をまた撮りはじめるつもりですが、今はまだ過去に撮った写真、それも愛用してきたRICOHのコンパクトカメラで撮った写真をカメラの機種ごとに掲載しています。
2021年のGR21以外は2014年で時が止まっています。干支が一周するくらい昔です。
僕は光を撮ることを主軸においていましたが、2015年以降、写真がまともに撮れなくなりました。
理由は気づいていました。
世界から光が失われたのではなく、失われたのは自分の中の光だということを。
2021年にGR21という超広角21mmのカメラを買い、フィルムを詰めて、何かを再確認するかのように再び街に出ますが、まともに写真を撮れないことが分かりました。だから2021年の写真はカラー1枚、モノクロ3枚があるだけです。
そして、僕はもう2度とカメラを手にすることはないと思っていました。全ての手持ちのカメラを売却しました。
しかし2026年6月のことです。僕は再びコンパクトカメラを購入し、撮りはじめることにしました。そのきっかけを与えてくれたのは、生成AIの登場でした。ClaudeというAIが、僕が2021年に撮った4枚の写真に、全く異なる評価をしたのでした。
(次回に続く)